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    小谷元彦展 「幽体の知覚」

    • 2011.01.14 Friday
    • 00:30
    久々に美術展の感想など、、たぶん数ヶ月ぶり。 

    森美術館にて、小谷元彦展 「幽体の知覚」を鑑賞してきた。

    実体のない存在や形にできない現象、「幽体」の視覚化をテーマとした展示。
    幽霊ではなく、人の感情の奥底にあるものを刺激するものである。


    幻肢を連想させる、手を紅く染めた少女。
    壁に肢体を打ちつけ、堕ちていく白鳥の剥製。
    髪の毛で編まれたドレス。
    直接的ではないが、血のほとばしる様子を意識させる映像。

    または観るものを畏怖させる滝の作品、生物の骨をモチーフにした精緻で美しい造形物、どことなく禍々しい人形、など。

    彫刻からビデオアートまで幅広い作品が展示されているが、その多くに感じたのは強烈な執着と執念。それに対する痛み。


    そして何よりも 「嫌悪」。


    この人の作るものは生理的に受け付けない、という嫌悪感とはあきらかに異質の、しかし「嫌悪」である。
    奇妙なことに、これはほめ言葉である。不快ではない。嫌と言いつつ目をそむけることもできない。


    通常、現代美術の展示を観に行って、「あれはきれいだった。この作品は印象的だった。その発想は斬新。」などといった感銘を受けることはもちろんある。

    だが、こういった奇妙な後味を感じさせるものは決して多くはない。
    正しくは数多く存在するのだろうが、森美術館のような大規模な展示ではそう滅多に見ない。


    音楽をやっている、とある友人は「毒にも薬にもならない」「何の印象も残らない」作品を問題視する。

    プラスであれマイナスであれ、人の感情を揺さぶる表現者は偉大である。
    ひょっとしたら、作り手としての「羨望」の裏返しなのかもしれない。
    好き嫌いはあれど、個人的にはとても興味深い展示だった。


    会期終了まで残り1か月程度。
    週末昼のごった返した客入りの中ではおそらく感じきれない作品の情念。

    平日の夜、ひとりで訪れ、滝の中に呑まれる。
    そういう鑑賞の仕方をおすすめしたい。



    他、最近行く予定の展示は東京都現代美術館。
    それとBOOK246で行われる山内悠個展、カオスラウンジの荒川智則個展 。

    山内悠は赤々舎での作品がとても素晴らしく、作品集を買ってしまったほどのものだった。
    富士山に数か月住み、空を定点観測する。雲の上から見える景色は神々しいほどの美しさだ。

    先日見に行った水戸芸術館も面白かった。
    今年はインプットもアウトプットも増やしていきたい。

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